夜の散歩をしないかね

超主観的 DreamPowerジョンレノンスーパーライブ


ジョンレノン。

私は彼の存在を中学2年の時に、彼を愛してやまないCHAGEさんを通じて知る。
初めて聴いたのは他でもない「Imagine」だった。

鳥肌がたったのを覚えている。今までに聴いた事のない音楽だったからだ。

CHAGEさんが率いるバンドのライブのアンコールでビートルズの曲を4曲やった。
それがすごくかっこよくて、おじさんに曲の名前を聴いてはCDを借りにレンタル屋へ走ってた。

高1の時に見たLIVEUFOのビデオでは田原さんが彼の曲に参加していた。
私はミスチル以外の曲のギターを弾く田原さんにまた惚れた。
何の曲か調べてはレンタル屋へ走り、歌詩をワープロで打ち、訳す。そんな日々。
私は好きなミュージシャンを通してしかジョンレノンを聴いていなかった。 
今回、行こう!と思ったのは田原さんが今、ミスチル以外のギターをどんな風に弾くのか。
それを聴きたかったからだ。

他は何も考えず。しかし、それだけではなくなった。
2001年、9月11日、NY。あの痛ましい事件は起こった。

そこで「Imagine」が脚光を浴びるようになってきた。・・別の形で・・・。
そこでジョンが「平和」と「愛」をどれだけ愛していたか、私は知ることとなった。
それゆえに、今アメリカでこれが聴けない理由も。

田原さんのギターを通じて、ジョンを知れたら。今だからこそ特に。
私はそう思うようになっていた。 
っていうか、さいたまスーパーアリーナでかすぎ。
私はおのぼりさん丸出しだった。
席は田原さん側、アリーナで22列目くらいのとこをそのまま上に10段くらいのぼったトコ。
ミスチルを見るならばもってこいの場所だった。
いつものように回り全体がミスチルを待っているわけではない。

そこにある意味興奮しながら、私は待った。 
ジョンの写真、生い立ち・・・スクリーンに流れる。
ビートルズが売れ、人気が出て・・・・「台風の目にいるようだった」ジョンの言葉が映る。
私はそこに何故か桜井さんの姿を重ねてしまった。

あの休業前の桜井さんの姿を

「このままでいいのだろうか、自分達が求めていた音楽は何だったんだろうか」
そんな言葉を始まる前にパンフレットに見たからかもしれない。
それを救ったのがオノ・ヨーコさんの存在ではないだろうか。
ヨーコさんと映ってるジョンは本当に幸せそうだった。

「戦争をするより、愛し合おうよ」

ジョンの活動は反戦的なものに移っていく。
今のこの事態を見たらあなたは何て思うかな?どんな曲を創るかな?そんなことを思った。
子供と戯れるジョン。すごく幸せそうに、優しい顔で子供を見つめる。
でも・・・

「5発の銃声 享年40歳」
自分をジョンレノンと信じ込んだ熱狂的なファンに撃たれて死んだというのは知っていた。
でも、何故か信じられない気持ちでいっぱいだった。
涙が溢れてきた。
キャ~!!という歓声に気付き、涙目のままステージを見ると
既にそこには吉井さんとゆずの二人、そして押葉さんがいた。
贅沢なメンバーで演奏されるジョンの曲。

「楽しもう!」私は涙ながらにそう思った。
 
ステージは押葉さんだけになる。彼は本当にジョンが大好きなようだ。
聴いていて分かる。
「ColdTurkey」ミスチルファンにとっては馴染みのあるこの曲、今回は本物に忠実に近いアレンジだった。
LIVEUFOの時とは全く違う感じ。
ColdTurkeyとは麻薬が切れた時の禁断症状を表す言葉らしい。
押葉さんもCDのジョンのように最後喚き声で終わった。

ステージはゆずの二人に譲られる。
彼らは今回のチラシの中に特別にうちわまで作ってた。
彼らがジョンについて語ってるコメントが載っている。
今回のスーパーライブの宣伝のラジオでこの2人が熱く語っていたのを覚えている。
「All You Need Is Love」を日本語にかえて歌っている。
彼ららしい。初めて見るけど、聴くけど本当に彼ららしい。
最後は♪Happy Birthday Dear ジョン~♪で締める。

今日は10月9日、彼の誕生日だ!
 

そして白井貴子さん。唯一の女性であるが、とにかくかっこよかった。
彼女が歌う「Love」は鳥肌が立った。

そして和田唱へ。彼も堂々とした歌いっぷり。
結構興味ありました、この人が自分の曲じゃないのを歌うのに。
私がLIVEUFOで一番好きだった「Oh,My Love」を歌った。
桜井さんよりは切ない感じはしなかった。やっぱり和田唱だった。

彼の中学の思い出から奥田民生が紹介される。
ちょっと感動した。いいな、って単純に思った。
憧れだった奥田民生とジョンを通して同じステージに立てた彼。
そりゃぁ幸せだろう!テンションが高い。2人で一曲歌い、奥田民生だけが残る。
やっぱ奥田民生は素晴らしい。彼独特の世界でステージを繰り広げる。
超かっこよかった、さすがです!!あまりアレンジなど加えられてないだろうに、まさしく彼の歌になってた。
そして今でもこんなにかっこよく歌い上げられる曲自体を私は尊敬した。
とても私が生まれる前の曲だとは思えない。色あせていない。
 

ジョージ・マーティン氏とリンゴ・スター氏からのメッセージがあってライブは後半へ。
私はこれほどのライブでこれほどミュージシャンが魅せてくれる中、
AcidTestはどうするんだろう??
と考えていた。
気付いたら私は熱が出てた。興奮からか期待から昨日腫れていた歯茎からか・・・熱くて熱くてたまらなかった。
ドキドキもとまらない。

ムッシュかまやつ氏登場。初めて生で聴くこの方の歌は一言「かっこいい」だった。
とにかく上手い!
(当たり前だけど・・)
♪トボケた顔してババババ~ン♪よりも絶対こういう歌を歌った方がいい!!
と勝手に思わさせてもらった。はい(笑) 

そして吉井さん登場。
ってことは・・・・これでAcidTestがトリだということが分かった。す・・・すごすぎる・・・・。
っていうか何か吉井さんが出てきた途端会場が今までにないくらいに湧き上がった。す・・すごすぎる・・・・。
休業中だからだろう。吉井さんも久々のライブとあってノリノリだった。
だからこそまた、ファンもノリノリだった。
私は囲まれていた・・。
いや~・・・でも男だった。(?)ミスチルとは違う男。セクシーだった。
んでまた歌った歌が彼に合っている。特に「I'mLosingYou」。
彼の歌か!?ってくらい。しかしジョンの振り幅の大きさにも驚かされてばっかりだ。
改めて・・・・・何も信じないジョンが信じたのは「自分とヨーコ」。そんな歌「GOD」。

色んなことを考えた、歌の間中。今の私にはそんなことは言えないだろうなぁ・・とか。
そしてそれ程までして人を愛したいな、とか。
その気持ちをそのまま曲に、歌詩に表すジョンに感心、感動?尊敬。
分からんけどもいっぱい思った。 

一旦、会場が暗くなる。転換に時間がかかる。・・・・特別なのだ。
やっぱりAcidTestは特別なのだ。
熱は上がる。心臓が飛びでそうな程ドキドキ言ってる。友達曰く「漫画みたい」に脈が速い。
これだけ他のミュージシャンに魅せつけられて、こんなに偉大なジョンの歌を、
そしてファンばかりでないこの会場にどう聴かせるのか!そして田原さんはどんなギターを弾くのか・・・・。
 
スクリーンに今でも分からない何かが映ってる。
パソコンの画面?シンセのモニター??分からない。

鐘の音。これって・・・・もしかして・・・・LIVEUFOのあの、あの曲では??
歪んだ音がする。そして打ち込みの音とともにキーボードの音。・・・いた。
桜井さんが歌い出す。でも何の曲か分からないくらいアレンジは違う。
静かに曲は進む。でも多分、あれだ。絶対あれだ。
田原さんは全く照明も当たらず、影しか見えない、でもギターを静かに奏でている。

田原さんの音だ、田原さんのあの音だ!!・・・「Mother」だ
LIVEUFOはこれで始まった。あの時とは全く違う。CDとも全く違う。
急に激しくなる。田原さんは体を反らしてまるで別人のようにギターを弾き出す。
髪が顔にかかって見えなくなるくらい。
桜井さんが♪Mr.John Lennon come back to NY~ Come back to さいたま~♪と歌う。

鳥肌。
もう頭がどうにかなりそうだった。やっぱこの人達すごい。
桜井さんはさっきとは一転して激しく、切なく・・・本当に魂で歌ってる。
打ち込みだからか・・・また余計にそれが分かる。歌がすごい。
CDのジョンのように最後の♪Mama don't go Daddy come home♪を声を張り上げ歌う。
切ない感じに涙が出る。
途中で田原さんは膝をついてエフェクターを手で操作し出した。
桜井さんの歌はますま
す激しさを増す中で・・・トラブル?いや違う。一瞬ドキっとした。
しかしすぐに桜井さんは「どうもありがと」と残し、さっさとステージ上を去っていた。

田原さんもギターの音だけを残し、ステージを去っていった。

このための操作だったんだろう。不協和音のような不安な音が会場に残る。
小林さんも音だけを残しステージを去る。・・・何だこれは。何なんだ?
もう終わりっていうのは分かってた。
もっと!っていうよりも今何が起こったのかが分からない、そんな感じだった。
ただただすごすぎた。怖いくらいだった。私の熱は引いていた。
叫びもしない、何もしていないのに汗がしたたり落ちている。ただ呆然とした。 

そんな中出演者が全員出てくる。やっと田原さんの存在を確認。
やっぱりあれは田原さんだったんだぁ・・・・とか思いつつ。
(ちなみに服はカーキのジャケットに中は黒のTシャツ?襟元のみ見える。
で、ブルーのジーパンに黒のハイカットのコンバース。靴紐は黒)

ヨーコさんと衛星で繋がる。私はこの人にすごく会いたかった。
何故か自分が安心出来るだろうって思ってたから。

来ないって分かった時にちょっと不安になった。でも彼女はこう言った。
「私がここを離れずにNYにい続けることが人々を勇気付け励ますことになると分かったのです。
ジョンも多分そう思うでしょう。」
納得する。私が安心を彼女に求めていたのと同じように、いやそれ以上にNYの人は彼女を必要としている。
ヨーコさんがジョンの言葉を私達に贈ってくれた。

「Imagine all the people living life in peace、
想像してごらん、皆が平和に暮らしている世の中を」
ヨーコさんは泣きそうになっていた。
私はもう泣いていた。 
出演者がヨーコさんにメッセージを、とういうことになった。
・・・・ステージ右から順に出演者が話していく。ドキドキしてきた。え?
ちなみに田原さんは一番左。最後である。
ゆずが話してる時に赤坂さんがAcidTestに近づく。

小林さんと田原さんが桜井さんを指差す。
「あぁ、代表は桜井さんだよね。」と納得。いよいよ桜井さんの番。
「こんちは。桜井と申します。さっきからヨーコさんがこんちは、こんちは!って言ってたんですが・・
非常に軽やかな温和な響きで、世界中にこのこんちわ!があるといいな、と思いました。」

桜井さんらしい、すごく笑顔になれるメッセージで・・あぁ・・・いいなぁ・・・
って思ってたらマイクは隣へ・・・・・(!!!???)
何と小林さんが話し出す。
「僕の家族も実はNYにいまして・・・色々気をもんでます。
ヨーコさんもNYや世界のために頑張ってあるので僕も、僕等も
僕等なりに平和のために少しでも役に立つように頑張っていこうと思ってます。」
 

そして普通に・・・マイクは隣へ移った。

「え~初めまして、田原と申しま~す。
こんにちわ~。あの~また今日ジョンとヨーコさんが好きになったって感じで・・・
それと・・あととにかく今日はすごい楽しくって、楽しいことは本当にいいと思いました。
ありがとうございました。」


頭から血が吹き出てるんじゃないか?と思うくらいやばかった。
死んだかと思うくらいに体がおかしかった。体が分裂してた。全てぶっとぶ。
(多分もうどういう状態だったかくらいは皆様も想像つくと思われるので・・・・想像して下さい。
OK?それの倍くらいの状態です・・)

楽しいことは本当にいい。
私が聞いた初めての田原さんの生声はこの言葉。一生残った。絶対に忘れられるわけがない。
 
興奮のまま皆で「HappyX'mas」を合唱。
♪War Is Over If You Want It♪
ヨーコさんも一緒に歌う。愛と平和ってすごい大きなものだとは思うけど、何だか身近に今日は感じる。

単純に田原さんが好き、田原さんのギターをずっと聴いていたいから、
また田原さんの言葉が聞けるようなそんな世の中であって欲しい。


それだけでも十分のような気がしてきた。何でも「愛」がないとダメだ。
ってさっきヨーコさんが言ってた。そうだね、本当に。
実際田原さんへの愛でここにいるんだもん。そこからジョンみたいに平和を願うのもいいじゃないか。

桜井さんが「もうちょっと歌わせてください」そう言って始まる、
Real Love~Give Peace A Chanceのメドレー。
皆で♪All we are saying is give peace a chance~♪と歌う。
上手くは歌えない。でも大声で歌った。
歌いたかった。田原さんと一緒に。 
出演者全員が手を繋ぎ、お辞儀をする。
多いからまるでウエーブのように右から左へ・・・。
ありったけの拍手と、何を叫んでいいのか分からないからとりあえずいつものように叫ぶ。

「田原さ~~~~~~~~~~ん!!!!!」

田原さんは最後にステージから去っていった。 まだ照明は消えない。
まだ、まだ離れたくない!!ちょっと欲張りになった。

ジョンの偉大さ、ミュージシャン達の才能、ヨーコさんの想い、桜井さんの歌の力、
田原さんのギター、そして田原さんの想い。

いっぱい貰ったのに。出演者がもう一度出てくる。そしてこれを始める「Imagine」。
私がジョンを知った曲である。原点に戻る。さっきから出演者も全員カンペ見ながら歌ってる。
私達も全部は歌詩が分からない。
でも多分、想いは一緒。こうやっていつも歌が溢れる世の中であって欲しいな。
少なくとも私はそう想ってた。

音楽は国境を越える。音楽はいつも自由なもの。何の規制もされるものではない!!!
私は韓国でC&Aがライブをやったことでそれを実感した。
歴史をも音楽は塗り替える。今も必要なのだ、こういう時にこそ!!!

「Imagine all the people living life in peace~
想像してごらん、皆が平和に暮らしている世の中を」

 ライブは終わった。体が熱かった。でもそれは、今は熱のせいじゃなかった。
芯?気持ちの問題なのかもしれない。

あまりにも色んなことが起きすぎて、事態がよく飲み込めていない状態のまま会場を出る。

「絶句」だった。

世界が不安に満ちている時、
平和を願うジョンの誕生日にジョンの曲のギターを弾く田原さんに会い、
田原さんのメッセージを聞いた。
何かに導かれたような、そんな気がした。
 

こういう色んなミュージシャンが集まって、1人の曲ををやるというトレビュート的(?)なライブは初めてだった。
それぞれが見たいミュージシャンを見に来て、そして歌った曲を好きになって帰っていく。
いいことだなぁって思った。今回ジョンを知らないまま誰かを見に来てた人が、このライブで好きになって、
んで和田唱とかを紹介しちゃったりする日が来たり?(笑)

もしかしたら桜井さんや田原さんを初めて見た人がミスチルファンになったりとか。
こうやって音楽ってのは繋がっていくんだな、って思った。

すごくいいきっかけを作ってくれたライブだと思った。
本当に私は参加出来てよかったし、自分のためになったライブだと思った。
 

友達は初めて桜井さんと田原さんを生で見たし、聴いた。
ゾクゾクして鳥肌が立ったらしい。すごい嬉しかった。
ミスチルファンということが本当に誇らしく思えた。彼等を誇らしく思えた。
平和とか愛とかすごく大きなもんだと思ってたけど、身近なことからも繋がるんだよね。

人を愛しいと思って、ずっとその人が幸せでいてくれたらな、
って思うことから愛とか平和への願いとかって生まれるんだもんな。

上手くは言えないけど、そういうことを思った。

私は田原さんが好きで、田原さんが幸せであって欲しいと思って、
そしたら私も幸せで、幸せになりたいから今回も参加して・・
こういうこと考えるきっかけを作ってくれた田原さんに本当にまた感謝しきれないくらい感謝したい。

本当に「楽しいことはいいこと」です。
 

ジョンレノンさん、あなたの創った曲はこうやって時代を超えていくのですね。
これからもずっとこうやって繋がっていきます、絶対。
それとともにあなたの想いとか願いとかも伝わっていくと思います。
実際に彼等は伝えてくれましたよ。私も伝えます。誕生日おめでとうございました。
私もあなたとヨーコさんがまた好きになりました。本当にありがとう。
そしてこれからもヨーコさんを守りつづけて下さい。

私達を見守って下さい。


2001/10/9 DreamPower ジョンレノンスーパーライブ曲順

公式HP参照。)

Come Together(吉井和哉、ゆず、押葉真吾) . Bad Boy(押葉真吾 ).

Cold Turkey(押葉真吾 ). Grow Old With Me(押葉真吾
Don't Let Me Down
(ゆず) . Jealous Guy(ゆず ). All You Need Is Love(ゆず
Love
(白井貴子) . Watching The Wheels(白井貴子) . Mind Games(白井貴子
Instant Karma
(和田唱) . Oh My Love(和田唱) . I Am The Walrus(和田唱
You've Got To Hide Your Love Away
(奥田民生、和田唱
I'm Only Sleeping
(奥田民生) . Hey Bulldog(奥田民生) . She Said She Said(奥田民生

Little Child(ムッシュかまやつ ) I Should Have Known Better(ムッシュかまやつ)、
Be-Bop-A-Lula
(吉井和哉) . I'm Losing You(吉井和哉) . God(吉井和哉

MotherAcid Test(小林武史、桜井和寿、田原健一etc.

Happy Xmas (War Is Over)(全員). Real LoveGive Peace A Chance(メドレー)(全員

アンコール
Imagine(全員

★ジョンとヨーコさんに感謝の気持ちを込めて・・・そんな背景です。★